Project Vエコシステム · クライアント設定ガイド

V2Rayツール入手と設定

オープンソースクライアントからサブスクリプションとルーティングの設定まで、利用環境に合ったインストーラーを選び、日本語の設定ガイドを参考に初回接続を行えます。

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v2rayN の主な設定

プロトコル、ルーティング、システム側の接続先を整理してから、各項目を調整しましょう。

プロトコルと通信パラメーター

1つのクライアントでVMess、VLESS、Trojan、Shadowsocksなどの設定を管理できます。ただし、プロトコル名だけでは接続方式の全容は分かりません。インポート後は通信方式、TLS、サーバー名などの項目も確認してください。REALITYは通信のセキュリティに関わる機能であり、単独のプロキシプロトコルとして選ぶものではありません。プロトコルごとに別のツールを使うより、1つのクライアントで管理すれば設定を比較しやすくなります。ただし、設定を実際に動作させられるかは、選択したコアとその機能対応状況によります。初めて使うときは、まずインポートした値を維持し、サーバー側の案内に従って変更してください。

プロトコルと通信方式の違いを見る →
設定パラメーターの例プロトコル / セキュリティ
VLESSプロトコル
VMess別のプロトコル
securityreality
serverNameexample.com

画面は設定項目の例です。実際の項目名、選択肢、初期値は使用するクライアントによって異なります。

OSに合わせてクライアントを選択

デスクトップではv2rayN、Androidではまずv2rayNGを検討し、必要なコアに応じてv2flyNGも選択できます。

Windows

v2rayNにはデスクトップ版と従来のWPF版があります。デスクトップ版は新世代のクロスプラットフォームUIを採用し、WPF版は従来のデスクトップ操作を引き継いでいます。初めてインストールする場合は、OSのアーキテクチャとダウンロードページの案内に合わせて選んでください。画面の違いだけを理由に両方を同時に起動する必要はありません。両方のプログラムが同じ待ち受けポートを使うと、かえって問題の切り分けが難しくなります。

インストール後は、まず設定画面を開いてローカルの接続先を確認し、自分の設定をインポートしてください。既存環境から移行する場合は元のデータフォルダーを残し、サブスクリプショングループ、ルーティング、DNSのカスタム設定を記録します。新しいフォルダーで古いフォルダーを直接上書きせず、正常に起動・接続できることを確認してから、旧環境や自動起動の設定を整理してください。

Windows版をダウンロード

macOS

v2rayNのインストーラーはApple SiliconとIntelのチップ別に用意されています。「このMacについて」でチップまたはプロセッサの情報を確認し、該当するダウンロード先を選んでください。クライアント名が同じでも、すべてのインストーラーが同じ端末で使えるとは限りません。アーキテクチャに合ったものを選んでから、OSの権限に関する警告に対応すれば、起動時の問題を設定ミスと誤認しにくくなります。

デスクトップ向けガイドで説明するサブスクリプション、ルーティング、ログの確認方法は共通して使えますが、メニューの場所やシステムプロキシの設定箇所は異なる場合があります。初回接続時は、システムのネットワーク設定がクライアントのローカルポートを参照しているか確認してください。終了後もブラウザーが接続できない場合は、停止したサービスを指すプロキシ設定が残っていないか、まず確認しましょう。

macOS版をダウンロード

Android

v2rayNGはXrayコアを使用し、v2flyNGはV2Flyコアの選択肢です。既存の設定に必要なコア機能を確認してアプリを選び、次にarm64版または汎用版を選択してください。比較的新しい一般的なスマートフォンではarm64が適しています。端末のアーキテクチャが分からない場合は、インストーラーの容量だけで判断せず、ダウンロードページの選び方を確認しましょう。

初回接続時は、システムのVPN接続許可が必要です。これはサブスクリプションURLへのアクセス権とは別の設定です。接続後、一部のアプリだけで問題が起きる場合は、アプリごとのプロキシ設定やシステムのバックグラウンド制限を確認してください。消費電力は電波状況、アプリのリクエスト頻度、接続の再確立にも左右されるため、プロトコル名だけでは判断できません。システムのバッテリー使用状況も確認しながら、原因を1つずつ特定しましょう。

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Linux

v2rayNのデスクトップ向けインストーラーにはdeb版とrpm版があり、CPUアーキテクチャ別に分かれています。まずディストリビューションのパッケージ形式を確認し、次に端末がx64かarm64かを確認してください。GUIクライアントはデスクトップセッションでのサブスクリプションや設定の管理に適しています。パッケージ形式、デスクトップ環境の依存関係、ネットワーク権限は、それぞれ個別に確認し、まとめてコアの問題と判断しないようにしましょう。

デスクトップ環境によって、システムプロキシの対応状況は異なります。ブラウザーは接続できるのに別のアプリが接続できない場合は、そのアプリがデスクトップのプロキシ設定に従うか確認し、必要ならアプリ内でローカルの接続先を指定してください。待ち受けポートを変更したときは、環境変数や既存アプリの設定も合わせて確認し、古いポートが参照されないようにしましょう。

Linux版をダウンロード

Project Vエコシステムとコアの関係

クライアント、コア、接続設定の違いを知れば、問題のある箇所を特定しやすくなります。

Project VからGUIクライアントまで

Project Vは、プロキシ通信ツールを中心とするオープンソースのエコシステムで、V2Rayはその主要プロジェクトの1つです。日常会話で「V2Rayをインストールする」と言う場合、GUIクライアントの導入を指すことも、実際に接続を処理するコアの導入を指すこともあり、両者は同じものではありません。GUIはサーバーの設定を保存し、サブスクリプションを管理して実行用の設定を生成します。コアはその設定を読み込み、インバウンド、ルーティング、アウトバウンド接続を処理します。

そのため、クライアントのウィンドウが開いても、GUIプログラムが起動したことしか分かりません。コアの起動や、アプリがプロキシを利用していることまでは確認できません。設定の解析、ローカルの待ち受け、アプリの接続先の順に確認しましょう。これらの段階を分けて調べるほうが、クライアントを何度も再インストールするより原因を見つけやすく、既存のサブスクリプションやカスタムルールへの影響も抑えられます。

V2FlyとXrayの系譜

V2FlyコミュニティはV2Rayの開発を引き継ぎ、Xrayは関連コードを基盤に独自の機能を発展させてきました。設定の構成や一部のプロトコルには共通の背景がありますが、現在は機能を個別に確認すべき別々のコアプロジェクトです。あるコア向けの手順が使えるからといって、すべてのセキュリティ設定、通信方式、設定項目をもう一方へそのまま移せるとは限りません。

選ぶ際は、まずサーバー側の要件を確認し、次にクライアントが必要なパラメーターを設定できるかを確認しましょう。REALITYなど特定の機能を使う場合は、コアとクライアントの画面の両方が対応しているか、特に注意が必要です。コアの違いを一律の速度ランキングに置き換えることはできません。実際の接続品質は、サーバーの負荷、ネットワーク経路、通信方式の組み合わせ、端末のリソースにも左右されます。

3つのオープンソースクライアントの役割

v2rayNはデスクトップ向けのオープンソースGUIクライアントで、設定、サブスクリプション、ルーティング、システムプロキシをまとめて管理できます。v2rayNGはAndroid向けのオープンソースクライアントで、Xrayコアを使用し、システムのVPNインターフェースを通じてアプリの通信を取り込みます。v2flyNGもAndroid向けですが、V2Flyコアをベースとしており、既存の設定がそのコア固有の動作に依存する場合に適しています。

クライアントを選ぶ際は、画面の好みよりもプラットフォームとコアの互換性が重要です。同じ提供元の互換性ある設定をデスクトップとスマートフォンで使える場合もありますが、ローカルの待ち受け、アプリの接続方法、バックグラウンド動作のルールはそのまま流用できません。スマートフォンのVPN許可とデスクトップのシステムプロキシは別の設定です。設定を移行したら、サーバー項目が表示されることだけでなく、どのアプリが対象になるかも再確認してください。

オープンソースライセンスと利用上の注意

オープンソースとは、プロジェクトが該当するライセンスのもとでソースコードを公開し、利用、改変、再配布の条件を定めていることです。関連するすべてのプロジェクトが同じライセンスを採用しているわけではありません。V2FlyとXrayのコアは一般にMPL 2.0を採用していますが、クライアントや付属コンポーネントのライセンスはそれぞれ確認してください。個人利用と改変後の再配布では条件が異なります。「オープンソース」という表示だけで具体的な条項を判断しないようにしましょう。

クライアント自体に、そのまま利用できるリモート接続環境が含まれているわけではありません。サブスクリプションの提供元、サーバー設定、リモートサービスの利用規約は、それぞれ別に確認してください。V2Rayツールボックスはダウンロード先と設定情報をまとめたサイトで、サブスクリプションやアカウントは提供していません。障害について公開の場で相談する場合は、サブスクリプションURLの認証情報、ユーザー識別情報、サーバー認証項目を隠し、ログからも機密情報を取り除いてください。

更新対象は4種類

クライアント、コア、サブスクリプション、ルールデータの更新は、それぞれ異なる内容を扱います。クライアントの更新では画面や設定の生成方法が変わる場合があります。コアの更新は実際の接続機能に関わります。サブスクリプションの更新では提供元のサーバー項目が同期され、GeoIPとGeoSiteのデータ更新ではIPやドメインによるルーティングの分類結果が変わります。サブスクリプションだけを更新しても、コアに機能がない問題は解決しません。

更新前に、使用中の設定とカスタムルールを保存してください。更新後はコアが起動することを確認し、よく使う接続先へのルーティングをチェックします。特定のサイトの出口が突然変わった場合は、ルールデータの変更だけでなく、ルールの順序やDNSポリシーも確認しましょう。原因を特定しにくくなるため、調査中にコア、サブスクリプション、ルーティングテンプレートを同時に変更するのは避けてください。

プロトコルは接続条件を比べる

VMess、VLESS、Trojan、Shadowsocksは、認証方式、設定構造、一般的な構成の組み合わせがそれぞれ異なります。VLESSにはVMessと同じ暗号化機能がなく、通常は適切な通信セキュリティ方式と組み合わせて使います。TrojanはTLSと組み合わせることが多く、Shadowsocksではクライアントとサーバーで対応する暗号化方式を使う必要があります。プロトコル名だけを比べると、接続の成否を左右する重要な項目を見落としがちです。

モバイル端末では、バックグラウンドでの継続動作、接続維持、アプリのリクエスト頻度、電波状況が消費電力に影響します。デスクトップでは、プロトコルを変更する前に、アプリが正しくローカルの待ち受けポートへ接続しているか確認するほうが有効な場合があります。各プロトコルのガイドでは、こうした実際の条件をもとに選び方を説明し、すべての端末やサーバーに適した万能のプロトコルがあるとはしていません。

設定前によくある質問

サブスクリプションを追加した後、なぜ設定を選ぶ必要があるのですか?

サブスクリプションの更新で取得・保存されるのは設定の一覧であり、その中の1つが自動的に有効になるとは限りません。まずサブスクリプショングループに認識可能な項目があるか確認し、使用する設定を選んで、コアが正常に起動するか確かめてください。その後でシステムプロキシやVPNの接続状態を確認します。リストに項目が表示されていても、アプリのリクエストがクライアントに届いているとは限りません。

設定の追加と接続ガイドを見る →
すべてのクライアントで10808番ポートを使う必要がありますか?

いいえ。10808は一般的なローカル待ち受けポートの例で、実際のポートはクライアントの現在の設定に従います。ポートが使用中の場合は、競合しているプログラムを特定するか、クライアントの設定で別の空きポートに変更してください。変更後はブラウザー、アプリ、関連するシステムプロキシの接続先も更新しないと、古いポートへリクエストを送り続けます。

待ち受けポートの確認方法を見る →
ブラウザーは接続できるのに、ほかのアプリで失敗するのはなぜですか?

まず、アプリがプロキシを使っていないのか、プロキシを経由しても接続先への通信に失敗しているのかを切り分けます。システムプロキシを無視するアプリは個別の設定が必要です。また、アプリによっては独自のDNS、UDP、異なるネットワークスタックを使う場合があります。まずアプリの接続先とログを確認し、ルーティングや接続方法を変更する必要があるか判断してください。失敗の原因をすぐにサブスクリプションと決めつけないようにしましょう。

アプリの接続と確認手順を見る →

設定の記録とトラブルシューティング

ルールファイル、ポートの競合、DNSから確認し、症状に合わせて調査範囲を絞り込みます。

v2rayNのローカルポートが使用中:競合プロセスの特定と待ち受けポートの変更

OS標準のコマンドで10808などのポートを使用しているプロセスを特定し、クライアントの待ち受けポートを変更したうえで、ブラウザーとシステムプロキシの設定も更新します。ポートの競合とリモート接続のエラーを切り分け、問題のない箇所を繰り返し変更しない方法を解説します。

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